南伊豆の青野川沿いで3月4日、ライトアップイベント「夜桜・流れ星」が始まった。
カワヅザクラが満開になる時期に合わせ、「いのり星」と名付けた約5000個のLEDライトを来宮橋から九条橋までの約500メートルに浮かべる同イベントは、2013年から始まり今年で4回目。
充電式電池と太陽光パネルを搭載したLEDライトは放流後、河口でスタッフたちが回収し再利用するなど環境にも配慮したイベントとなっている。
夜桜見物と共に多くの来場者たちの目を楽しませている同イベントには昨年、約1万5000人が来場したという。今年は週末3日間の開催で観光客にもPRして集客アップを狙う。
流された「いのり星」は川に浸されると点灯し、川面は次第に青い幻想的な光に包まれる。会場では現在、土手や特設デッキなどで記念撮影を楽しむ来場者たちでにぎわいを見せている。
練馬区から来た60代の女性は「バスツアーの一環で訪れたが、幻想的な世界に驚いた。カワヅザクラのピンクと、川のブルーの色合いが素敵だった」と目を細める。
開催時間は18時~20時30分。3月6日まで。