伊豆箱根鉄道が7月25日、「2014反射炉ビヤガー電車」の運行を始めた。
同企画は駿豆線の名物企画で、今年は5シーズン目となる。企画のきっかけについて、広報課の芹沢章裕課長は「今までは列車の運行のみを行っていたが、地域と協業をしながら沿線を知ってもらい、楽しんでもらうために企画した」と話す。
今年は昨年よりも4本多く、期間中10本を運行する。初回の25日は予約開始時間から10分ほどで満席になるほどの盛況ぶりだった。
電車は18時30分に三島駅を出発し、修善寺駅へと向かい引き返すコースに109人の乗客が集まった。車中の2時間30分の間、蔵屋鳴沢(伊豆の国市中)のクラフトビール4種を中心としたメニューを楽しんだ。
参加した30代女性は「会社の同僚と一緒にやって来た。電車に揺られて気分もよく、車窓の景色もよく、とてもいい雰囲気だった」と感想を話す。
ビヤガー電車の予約は全て埋まっているが、季節ごとにイベント列車を運行させている。「秋はワイン電車や、冬は日本酒電車など季節に合わせた電車の企画を今後も推し進めていきたい」とも。