函南の牧場テーマパーク「酪農王国オラッチェ」（函南町丹那）で10月11日・12日の2日間、「オラッチェオクトーバーフェスト」が開催される。

　同イベントは今年で3年目。同牧場で製造しているクラフトビールのほか、伊豆半島の醸造所8カ所で造る32種類のビールが楽しめる。

　当日はビール販売のほか、同牧場で造った4種のビールの飲み放題企画（90分1500円）や、ドイツソーセージのプレート販売、ビール工場見学なども展開する。

　イベントのきっかけについて、ビアテイスターの資格を持つ営業担当者の小川大河さんは「当施設は地場産で作ったオーガニック麦芽を使ったビールが特長。地元で地ビールが作られている人が少なく、その知名度アップを狙って企画した。毎年限定のビールを提供し、秋の収穫を喜ぶイベントにしている」と話す。

　今年の限定生産ビールは「玄（くろ）」で限定4500本の生産となる。黒ビールである同商品の特長について製造課長の古屋将稔さんは「従来の黒ビールよりもホップを多めにして華やかな香りにし、甘みを控えたすっきりとした味わいにした。刺激的でありながら複雑かつ繊細な味わいを表現した」と話す。

　同企画は20代～30代のビール好きな家族を想定して行われているが「ビールの苦手な人でも楽しめる味わいも多く用意している。40代以上の人たちにも地場産クラフトビールの味わい深さを知ってもらえれば。ぜひ家族で遊びにきてほしい」とも。

　営業時間は9時～17時。開催時間は9時～15時。ビールは売り切れ次第終了。