三島の大岡信ことば館で映画上映会-「祝の島」、纐纈監督トークショーも

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 大岡信ことば館(三島市文教町)で10月25日、イベント「第3回みしまでシネマ」が開催される。

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 同イベントは館内でドキュメンタリー映画を中心に行う上映会。第3回目となる今回は、前回の会で上映した「ある精肉店のはなし」の監督である纐纈(はなぶさ)あやさんのデビュー作「祝(ほうり)の島」を上映する。

 同作品は山口県上関町にある祝島が舞台。島に生きる人々やその島の文化、島の由来などを紹介しながら、祝島に30年前、建設計画があった原子力発電所に反対する住民活動を中心に、島民たちの暮らしや人間の生き方を見つめていくドキュメント。2010年に公開した同作品は、全国各地で現在も上映会が行われ、2012年にはシチリア環境映画祭ドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞した。

 上映にあたり、岩本圭司館長は「原子力発電所の建設というテーマだけでなく、推進派、反対派、それぞれの目線から島の未来を島民たちと見つめていく物語。同作品を通して島全体の人々と対峙(たいじ)し、会話しているような感覚」と話す。

 上映後は纐纈監督のトークショーも予定する。「三島で生きている人たちにも、島だけでなくその土地に似合った生き方を考えるきっかけを、映画や監督から感じて守られば」(岩本館長)とも。

 上映会は15時~。定員は100人。料金は、前売り・大人 =1,200円、大学生以下=800円、当日・ 大人=1,300円、大学生以下=900円。

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