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沼津の印刷会社が「ゆめのしんかい魚コンテスト」 子どもの想像力に期待

「きょむの友人になる深海魚を募集したい」と話す若山さん。

「きょむの友人になる深海魚を募集したい」と話す若山さん。

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 沼津市の印刷会社「耕文社」(沼津市西沢田)は8月6日から、「第1回 いたらいいな! ゆめのしんかい魚コンテスト」を開催している。

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 沼津市の名物である「深海魚」にフォーカスしたコンテスト。全国の小学生以下の子どもを対象に、実在する・しないに問わず自由な発想で描いた想像上の深海魚の絵を募集する。

 開催のきっかけについて、同社メディア事業部の若山晴香さんは「コロナ禍でも子どもたちに楽しんでもらいたいと、当初は深海魚の塗り絵を幼稚園に配布しようと考えたが、一方的に送るのではなく、みんなで沼津を盛り上げられる参加型のコンテストが良いのではと企画した」と話す。

 入社2年目となる若山さんは、1年目で駿河湾の深海魚をモチーフにしたキャラクターブランド「深海のきょむ」のデザインを担当。現代社会の荒波を生き抜く深海魚がつぶやく虚無な日常を、リアルかつシュールな世界観で表現し、2020年1月にはららぽーと沼津(東椎路)内にある「沼津コート」にて企画展を開いた。その情熱が今回のコンテストへとつながっていったという。

 深海魚の魅力について、若山さんは「深海魚はとても個性豊か。生体や色など不思議がいっぱい。まだ謎な部分が多く、想像力を湧かせる」と語る。

 審査員は、絵本作家の宮西達也さんや、深海魚ブームの火付け役で「海の手配師」と呼ばれる石垣幸二さん、美術家の青木一香さんなどが務める。入賞者には、世界最大のカニと呼ばれているタカアシガニや、戸田の深海魚など、地元特産品などを贈呈する予定。

 若山さんは「小学生ならではの自由な発想で、大人では考えられない深海魚を描いてほしい。いろいろな深海魚の絵を見られるのを楽しみにしている。市内に限らず全国の子どもたちが参加するコンテストにしていけたら」と話す。

 応募はウェブサイトと郵送で受け付ける。締め切りは今月31日(必着)。

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