大社の杜みしま(三島市大社町)で10月26日、イベント「言葉のパズル」が開催される。
三島市出身の詩人・大岡信さんによる詩6篇の文章を分解し、バラバラになったパズルを組み合わせて、言葉遊びを楽しむ同イベント。
同施設の遠藤将さんは企画について、「とかく詩のジャンルに関して言えばハードルの高いイメージがある。今回は大岡さんの言葉で遊ぶ”パズル”という行為で遊んでもらい、詩や文学に対して親しみを持ってほしい」と話す。
パズルに使われるのは大岡さんの「マリリン」や「さわる」「わたしは月にはいかないだろう」など6篇。その中から印象的な言葉を、大岡信ことば館(文教町)の館長で造形作家の岩本圭司さんが選評。約100近い言葉がテーブルに並ぶ。テーブルに並んだ言葉はハサミを入れて新しい単語を作ることも可能だ。
組み合わせたパズルは撮影を行い、夜に行うトークイベント「パズルの時間」で選評される。選者は岩本圭司さんと、タレントで初代R-1ぐらんぷり王者のだいたひかるさんを招く。だいたさんの起用理由について担当者は「文学に造詣が深く、独特の切り口を持っている人。短歌の番組を長年やっているところから起用した」と話す。
イベントについて遠藤さんは「夜のイベントでは、文学の興味がある人だけでなく、お笑いが好きな人にも来てほしい。これがきっかけで、文学が発信できる場所が醸成していければ」と参加を呼び掛ける。
開催予定時間は、言葉のパズル=10時~16時。パズルの時間=18時~19時30分。入場無料。