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三島の和菓子店がきびだんご再現-「お供」の運命狂わせた魔性の味、3種完成

運命を狂わせるきびだんご3種

運命を狂わせるきびだんご3種

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 大社の杜(三島市大社町)にある和菓子店「菓匠Togetsuen」で10月26日、限定商品「運命を狂わせるきびだんご」の販売を行う。

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 同日、同施設で行われる「文学の時間」の1コーナーに出品するために開発した同商品。文学作品や物語中に出てくる食事を再現した。

 同店は日本の童話「桃太郎」の中から、サル・キジ・イヌの運命狂わせた「きびだんご」を選択。店主の綾部剛さんは「原料がきびのためか、あまりおいしくない印象がある。そのきびだんご1粒で鬼退治についていく訳がない」と話す。

 しかし今回、同施設からの企画持ち込みに当たり、綾部さんは「依頼が『運命を変える』というもので、難題を与えられたが、劇中ではひと口食べるだけで、お供について行こうという魅力のあるもの。その魅力ある和菓子を作ってみた」と話す。

 同商品は自家製のあんこを掛け合わせたもの、抹茶味のもの、黒蜜きなこ味のものの3種。サル・キジ・イヌにちなんだモチーフでだんごを作ったが「どれがイヌかは食べてみて想像してほしい」と話す。価格は3個セット=300円(売り切れ次第終了)。

 当日は、きびだんごのほか、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の作中に出てくる再現メニューを用意。森鴎外の好物であった「饅頭のお茶漬け」なども販売する。

 イベント開催時間は10時~。

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