カフェ「クレソンテーブル」が7月18日、クレソン一級建築士事務所(三島市南町)内にオープンする。
三島人参とスパイスをたっぷり使ったキャロットケーキ = 三島・源兵衛川沿いにカフェ「クレソンテーブル」 設計事務所に併設
同店は、一級建築士の大内萌さんが代表を務める同事務所の入り口部分に併設するカフェ。席数は6席で、テイクアウトにも対応する。
メニューは、コーヒー(400円)やパウンドケーキなどの焼き菓子(400円~)。
大内さんは福井県出身。京都大学大学院修了後、大手総合建設会社で大型オフィスビルなどの設計に携わった。結婚後も夫婦で設計士として働いていたが、長女の誕生を機に働き方を見直すようになったという。
「都内へ通勤しながら子育てを続ける中で、このままでいいのかと考えるようになった。家族の近くで働きながら、一人一人の暮らしに寄り添う住宅設計がしたかった」
その後、京都大学時代の先輩夫婦夫妻が営む神奈川県内の設計事務所で約1年半経験を積み、今年に入り独立。富士山の伏流水が流れる源兵衛川沿いへ移住し、自宅兼事務所となる「源兵衛川の家」を建てた。
屋号の「クレソン」は、源兵衛川に自生し地域に親しまれてきた植物に由来する。「クレソンのように地域に深く根を張り、暮らしを豊かにする仕事をしたいという思いを込めた。小さな仕事を一つ一つ積み重ねながら、地域に群生するような存在になれたら」と話す。
建物の延べ床面積は約85平方メートル。住居、設計事務所、カフェを一体的に計画した。大きな窓から源兵衛川を望む空間が特徴で、来店客にはコーヒーを楽しみながら建物内を見学してもらうことも想定している。
「設計事務所は敷居が高いと思われがち。カフェなら気軽に入ってもらえる。コーヒーを飲みながら家づくりや暮らしについて話したり、建築を身近に感じてもらえたりする場所になれば」
大内さんは「家は単に住むための箱ではなく、人生を豊かにする居場所。その人らしい暮らしを一緒に考えながら形にしていきたい。まずはカフェを通じて地域の皆さんとつながっていけたら」とも。
営業は月2回程度の土曜限定で、営業時間は10時~15時30分。