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沼津のイラストレーターが街中絵画展 「会ってみたくなる魅力」を表現

沼津コートで制作した大漁旗を持つヘレンさん

沼津コートで制作した大漁旗を持つヘレンさん

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 保険代理店「保険カンパニー沼津店」(沼津市大手町)のショーウインドーで1月20日から、イラストレーター・ヘレンさんによる個展「ぬまづの人々」が開催されている。

多くの個性が展示されているショーウインドーとヘレンさん

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 2020年5月に保険カンパニー沼津店が移転した際にできたショーウインドースペースを中心に、約20点の作品を展示。ヘレンさんがブルーウォーター(魚町)やららぽーと沼津(東椎路)内にある「沼津コート」などで展示した作品が中心で、室内にはららぽーと1周年で制作したオリジナルの大漁旗などを展示している。

 ヘレンさんは大阪府出身。結婚を機に静岡に移住し、現在はイラストレーターとして活躍している。

 展示している作品は、実際に沼津に住んでいる人のイラストで、1コマにその人の特徴やせりふを盛り込んだものがメインとなる。ヘレンさんは「その人が見る一瞬が全てでなく、愛される理由は多岐にわたる。イラストでは、その人に会ってみたくなる魅力を多面的に引き出すようにしている」と作品の特徴について話す。

 「今まで施設の中で展示を行ってきたので、自身のイラストは目的がないと触れられなかった。今回市街中心部のショーウインドーに展示されることで、目的ではなく自分のイラストに目を奪われる機会がある。まさに密になれない現代における街のコミュニケーションとして役立ってもらえれば」とも。

 会場を提供した保険カンパニー沼津店の吉野聖一社長は「まちなかのにぎわいや、通行する人が楽しむ空間として人目につきやすい場所で展示に向いていると考えた」と話す。「ヘレンさんの絵はとても明るくて人を引きつけ、それぞれの個性が描かれている。今後も個性ある人中心の作品を発表していってほしい」と期待を寄せる。

 展示は2月28日まで。

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