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三島で高校生が1日限定「お茶漬けカフェ」 アワード受賞作品をお披露目

井出さんと当日提供されたお茶漬け

井出さんと当日提供されたお茶漬け

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 「伊豆のおいしさを一杯で味わえるお茶漬けカフェ試食会」が4月4日、三島市にあるシェアスペース「むすびどころ」(三島市中央町)で行われた。

「伊豆のおいしさを一杯で味わえるお茶漬け」

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 むすびどころはおよそ築80年の古民家をリノベーションしたシェアスペースで、1階に調理場を含んだカフェスペースがある。

 今回は田方農業高校3年生の井出朋花さんが店主を務める「お茶漬けカフェ」として営業。スタッフは井出さんと母の恭子さんの2人で、当日は関係者ら事前予約した10人程度が予約時間に合わせて訪れた。

 提供するメニューは井出さんが昨年3月に「伊豆チャレンジャーアワード」で優勝賞を受賞した「伊豆のおいしさを一杯で味わえるお茶漬け」。修善寺で栽培している黒米を使い、味付けには西伊豆の潮かつお、箱根西麓三島野菜の一つである三島産のニンジンをかつおだしで煮込んで使い、従来のお茶漬けよりも味のアクセントを付けた。

 開発した商品について井出さんは「お茶漬けというと男性がお酒の締めとして食べることが多いが、女性でも食べられることを想定し、伊豆の名産品を入れた商品を作った。このお茶漬けを食べることで伊豆の食文化の豊かさに触れてほしい」と話す。

 小さい頃からカフェの店員になりたかったという井出さん。今回初めて食事を提供した感想を「多くの人からおいしいとコメントをもらうだけでなく、アドバイスをもらうなど、とても参考になった。将来的には食品に関する仕事に就きたい」と話す。

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