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沼津「循環ワークス」がグランドオープン 対話の機会、提供できる施設に

「対話や議論の場にしていきたい」と話す山本さん

「対話や議論の場にしていきたい」と話す山本さん

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 沼津「循環ワークス」(沼津市我入道浜町)が5月4日、グランドオープンした。

循環ワークスの外観

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 循環ワークスは、古民家や一般の家庭から集めた古材や古食器などを安価で提供する施設。サバ節工場だった物件を2020年2月、取得した山本広気さんが開いた。

 取得した物件を改修した施設は、地上3階建て。延べ床面積は370平方メートル。1階で古材や古食器を販売。カフェや専用工具を用意した製作室もある。屋上には富士山を一望できる庭を造った。庭では、オーガニックコットンの栽培を目指す。

 およそ1年かけた改修では、延べ500人以上がボランティアとして参加。山本さんは「元はサバの薫蒸を行う施設で、改修には高圧洗浄機を使い全施設を掃除する仕事が多く、思った以上に大変だった。当初は同年代の30代が多かったが、次第に多彩な年代の人が集まるようになってくれたおかげで、掃除が大変で心が折れそうなときも助けられた」と振り返る。

 施設の一部は昨年11月から、週に3日ほど地域に開放するプレオープンで営業。映画の上映会や古材のリサイクル講座などのイベントを実施したところ、聞きつけた地元の人も訪れるようになったという。

 山本さんは「リサイクルに興味がなかった人同士が、それぞれの立場で環境や循環について対話や議論ができる機会を提供できれば」と意気込む。

 営業時間は10時~15時。定休日は月曜~水曜。日曜・祝日はイベント、ワークショップ時のみ営業。

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