大道芸イベント「放課後の校庭に大道芸で笑顔を」が5月31日、長泉小学校(長泉町中土狩)の校庭で行われた。
企画した「道化師」のミュータンさんは「コロナの影響で大道芸人がパフォーマンスする機会が激減し、大切にしていた大道芸の世界が無くなってしまう不安を感じていた。時代に合った形でパフォーマンスできる新しい方法を模索する中で、今回の『ふじのくに#エールアートプロジェクト』助成事業の募集を知り応募した。校庭の離れた場所で同時に大道芸を行うことで大道芸フェスティバルのような雰囲気を演出したいと思った」と話す。
当日の出演者は、「アクロバット・パントマイム」のカナウノットさん、「マジック」の二イムさん、「和菓子の団子をモチーフにしたジャグリング」の彦一団子さん。案内役は、身長250センチの足長クラウン姿で登場した「道化師」のミュータンさんが務めた。
会場では、児童約500人が観覧した。
イベントを終え、参加した児童は「団子のジャグリングや、お茶の筒を積み上げてその上に乗る危険な技も成功していてすごかった」、「風船を割ったら瓶が出てきたり、小さな所から大きな魚が出てきたりするマジックは迫力があって驚いた」、「どこに行ってもなかなか見られないような不思議な動きがいろいろあった。3カ所全て回った。またやってほしい」と話していた。
ミュータンさんは「雨の場合を想定してオンラインイベントの準備もしていたが、お天気もよく、けがも無く、子どもたちの笑顔を見ることができて良かった。パフォーマーにとって、笑顔に出合えることが励みになる。これからも笑顔を届けたい」と話す。
「放課後の校庭に大道芸で笑顔をプロジェクト」は今後、出演した大道芸人のがパントマイムやマジック、ジャグリングをレクチャーする動画を収録したDVDを同小学校と放課後児童クラブに寄贈するほか、ユーチューブで同動画の期間限定配信も行う。