ところてんを製造・販売する「栗原商店」(清水町伏見)が8月18日、新商品「ところてん体験キット」の販売を始めた。
同社は1869(明治2)年創業。現在は4代目の栗原康浩さんが社長を務め、土産店や物販店の卸のほか、ネットショップを中心に商品を販売している。年間に製造するところてんは12万5000リットル、およそ80万食分に及ぶ。
今回発売するキットは、伊豆産の最高級テングサ50グラムに、木製もしくはプラスチック製のてんつき棒が付属する。ユーチューブ上に説明動画を用意し、視聴しながら自宅でところてんを作ることができる。
栗原さんは「7月の中旬にオンラインでところてん体験教室を開いたところ、ところてんがテングサから作られていることや作り方を知らない人が多く、自身で作ったところてんがおいしいと好評だった。商品化を求める声が高まり、販売を決めた」ときっかけを話す。
キットの購入後は同店のオンラインショップでテングサを追加で購入をすることで何度も楽しむことが可能。
栗原さんは「全国的に新型コロナウイルス感染症が広がる中、自宅での自粛時間が増え、飽きがきていると思う。この商品で安全に伊豆の名産品を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
価格は、プラスチック製てんつき棒=1,240円、木製てんつき棒=2,200円。同店オンラインショップで販売している。