沼津警察署と吉本興業所属のお笑い芸人が制作した歩行者の道路横断中の交通事故防止を目的とした広報動画が9月17日、ユーチューブで公開された。
広報動画「しずおか安全横断三つの柱 寛平じいさん編」には、間寛平さんと静岡県住みます芸人の富士彦さん、さこリッチさん、お笑いコンビ「ぬまんづ」が出演。撮影は、7月に大岡公園(沼津市大岡)で実施。
公開は、21日からの「秋の全国交通安全運動」に合わせて行った。
「よしもとエリアアクション」取締役東日本本部本部長の水本章さんは「間寛平と沼津との縁は、静岡県民新喜劇やTOKAIケーブルの番組『寛平さんぽ』などへの出演がきっかけ。沼津署の一日警察署長を務めたり『寛平アメマナイトマラソンin沼津2021』を開催するなどして、沼津にお世話になっているので何か恩返しができたらと思っていた。アメマナイトマラソンのお礼で沼津署を訪れた寛平が伝えたところ、県内で推進している『しずおか・安全横断 3つの柱』の広報に協力してほしいとの話があり、今回の動画を作ることになった」と話す。
動画の台本は、富士彦さんが担当。富士彦さんは「手を上げたり顔を向けたりして運転手に道路を渡ることを伝えること、安全を確認して道路を渡ること、渡っている時も周りをよく見ることという『しずおか・安全横断3つの柱』をしっかり伝えつつ、寛平師匠には自由にと思いながら台本を書いた。撮影当日は、寛平師匠が場をなごませてくれ、楽しく収録できた。最後の部分では、出演している警察署員にも新喜劇流のコケをしてもらったが、コケるコツについて聞かれた寛平師匠が『適当やで』と伝えると、署員は余計に困惑していた」と振り返る。
寛平さんは「この動画を交通安全のために使ってほしい。車はどこから来るか分からないので、道路横断時は、みなさん気を付けてほしい」と呼び掛ける。
動画は静岡県警公式ユーチューブチャンネルで公開するほか、県内のビジョンや交通安全講習会などでも使用を予定する。