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沼津の高校産直店「沼商屋」11月に出店 準備着々、商品開発も

生徒たちがつくったPOP看板と古根村さん

生徒たちがつくったPOP看板と古根村さん

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 静岡県立沼津商業高校(清水町徳倉)の3年生が現在、11月12・13日に授業の一環で開催する「沼商屋(=ヌマショップ)」の出店準備に追われている。

生徒たちが手がけたPOP看板

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 授業は今年で21回目。地元で収穫・生産された産品を販売することを目的に、同校総合ビジネス科経営コース3年生35人が取り組む。2019年から清水町と清水町ゆうすい未来機構と連携し、販売場所をサントムーン柿田川(清水町玉川)に移した。

 今年は販売だけでなく、商品の開発と情報発信を行う授業に特化。商品開発は栗原商店(清水町伏見)の琥珀(こはく)糖を使い、20代・30代の女性に向けた商品開発案を栗原商店に提案する。情報の発信では、ピーアール業務を行う「ツナゲル」(沼津市高島町)の榎昭裕さんの指導で対象人物を想定してのSNSやプレスリリースの作成方法を学び、広報プランを練り上げた。

 9月21日には、実際の売り場で使われるPOP黒板の作り方、フォトグラファーでデザイナーの古根村美智代さんが高校生たちに指導。高校生が来店客に伝わるメッセージとデザインを学び、黒板に描いて実践していく様子が見られた。

 授業を受けた生徒の一人・福井沙姫さんは「とても参考になった。将来は美容師を目指したいと考えているが、集客を増やしたいとき美容師になっても使える知恵だと思った」と話す。

 古根村さんは「自身も同校の卒業生で、OBとして後輩に授業を教えられてとても光栄に思う。11月の本番に向けて、技術やアイデアを膨らませ、さらに面白いものにしてもらいたい」と話していた。

 生徒は今後、売り場の開発や商品の仕入れにも携わる。

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