大阪国際室内楽コンクール優勝者によるコンサート「続・音楽で楽しむ世界旅行」が11月1日、沼津市民文化センター(沼津市御幸町)で行われる。
出演するのは、バイオリニストの徳永慶子さんと、チェリストの芝村崇さん、ピアニストの小田裕之さん。徳永さんは、第7回大阪国際室内楽コンクール第1部門(弦楽四重奏)で優勝。「アタッカ・クァルテット」の元メンバーで、日本人バイオリニストとして初のグラミー賞を受賞した。
演目は、クライスラーの「愛のかなしみ」やピアソラの「リベルタンゴ」など世界各国の作曲家の名曲。室内楽として演奏し、世界を旅するような気分を味わえるコンサートだという。
徳永さんは、「私自身は生まれも育ちも横浜だが、なくなった祖母が北海道から移り住んだのが沼津で、祖母は生前、何度も沼津の良さを話してくれていた。まだ元気でいてくれたらきっと喜んで沼津までコンサートに来てくれたと思う」と沼津との縁を話す。
「今回のコンサートのテーマは世界旅行。コロナの影響で行きたいところにも行けず、会いたい人にも会えない。そんな中ずっと我慢して頑張ってきた日本の観客に、せめて気分だけでも世界中を旅するひとときを提供したい」と意気込む。
18時30分開演。料金は、一般2,000円、高校生以下500円。全席指定。