静岡県立沼津商業高校(清水町徳倉)弓道部の納射会が12月25日、行われた。
同校の弓道部は1927(昭和2)年設立で、今年で94年目。同校の弓道部は全国大会に出場する実力を持っており、現役生13人を中心に活動中。卒業したOBたちも練習に参加し、後輩の指導に当たることもあるという。
この日は部活の年内最後の活動として納射会が行われた。納射会にOBが参加するのは2015(平成27)年からで、今年で6年目となる。
参加者は、現役生13人とOBや教諭4人の計17人が参加。3人1組になり5チームでの団体戦や個人戦、源氏と平家2つのチームに分かれ総的中数で勝敗を決定する「源平戦」「風船割り」を行い腕を競った。
参加した2年生の長久明花音さんは「いつもと違う雰囲気で、和気あいあいとできた」と話し、長澤和愛さんは「普段は自分たちだけで行うが、今日は先生や先輩などと戦い、緊張したけれど貴重な機会だった」と振り返る。
OBの増田隼人さんは「弓道は一生できるスポーツ。武道で他の競技と異なるのは、年齢と経験を重ねるほど上達する武道。今年は満足に試合も実施できなかった1年だったが、練習に精進して、歴史ある弓道部の名を全国にとどろかせてほしい」とエールを送る。