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沼津の水門「びゅうお」で初日の出 地上30メートルからの駿河湾と富士山の景色も

展望台で初日の出を拝む人たち

展望台で初日の出を拝む人たち

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 沼津港にある大型水門びゅうお(沼津市本字千本)が1月1日、元日特別開館した。

びゅうおから望む富士山と駿河湾

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 同水門は、東海地震の津波や台風による高波を想定し、港湾を守るため造られた水門で、津波を抑える扉体は幅40メートル、高さ9.3メートル、重量406トンと日本最大規模を誇る。地上30メートルの高さにある展望回廊から初日の出を眺めることができるため、6時から入場無料で開放した。

 5時15分の時点で30人ほどが並び、午前6時半には展望室の定員100人に達した。

 7時15分ごろ、沼津アルプスの間から太陽がのぼり始めると、来場者たちは初日の出を撮影するためにスマートフォンやデジタルカメラを手にして撮影した。

 三島市から家族で訪れた渡辺裕昭さんは「寒いのが苦手で、これまでは初日の出を見に出かける事はなかったが、息子が昨日『初日の出が見たい』と言ったので、見られる場所を探して朝6時にびゅうおに来た」と話し、息子の秀都君(8)は「パーッと太陽が出てくるところがよかった」と話した。

 この日は晴天で朝日に照らされた駿河湾と富士山も見学することができた。見学した40代の男性は「すがすがしい富士山をみた年初。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で外出や行動が制限され不自由があったが、今年は多くの人にとって願いがかなう1年になってほしい、と富士山に願を掛けた」とコメントした。

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