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沼津で「アスルクラロ沼津」サポーターが企画展 Jリーグ退会危機回避呼び掛け

「アスルクラロは沼津の誇り」と話す「沼津ダラーズ」のメンバー

「アスルクラロは沼津の誇り」と話す「沼津ダラーズ」のメンバー

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 サッカーJ3「アスルクラロ沼津」のサポーター団体「沼津ダラーズ」が現在、「全力応援!アスルクラロ沼津サポーター企画展示会」を沼津駅ビル「アントレ」(沼津市大手町)で行っている。

展示されている歴代のユニホーム

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 アスルクラロ沼津は沼津市をホームタウンとするサッカーチームで、1977(昭和52)年に社会人チーム「沼津アーセナル」として発足。2016(平成28)年、J3リーグに昇格した。

 現在、ホームスタジアムの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市足高)の夜間照明がJリーグ基準の1500ルクスを満たしていないため、今年6月までに改修日程を提示しないと2023年シーズン以降のJリーグライセンスが発行されない状況となっている。

 2014(平成26)年、サポーター有志で結成された同団体は、試合応援をはじめ、沼津仲見世商店街(沼津市大手町)でチームの小旗を作るイベントの開催や、ハロウィンミニパレードなど、地域に密着した取り組みを行っている。

 企画展では、チームの歴史の紹介、歴代ユニホームの展示、動画上映、ポスター展示を行うほか、募金箱を設置しチームへの支援を呼び掛ける。

 同団体代表の渡辺高久さんは「地域で夢中になれるもの、大切なものを自分たちで守り、育てていきたい。地元の人に自分ごととして捉えてもらえるよう、風向きを変えていきたい」と話す。

 同団体メンバーの永倉俊一さんは「サッカーチームは地元にできたシンボルで、地元民の出会いの場。チームをきっかけにつながった縁が、人生をさらに豊かにしてくれた。無くなってしまってからでは遅い。今回の展示を通してチームの魅力を地元の人たちに知ってもらいたい」と話す。

 渡辺さんは「スタジアム照明改修工事のため、チームでは現在クラウドファンディング支援呼び掛けを行っているが、登録などのやり方が分からない人は、展示会場に来て募金してほしい。J3ライセンスを失ってしまった場合、チームがどのリーグに所属できるのかは不明だと聞いている。もしそうなってしまったら1年でまたJ3に戻るというのは難しい。J3に残留し、J2、J1への夢をつないでいきたい」と話す。

 開催時間は10時~18時。3月27日まで。

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