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沼津で「金融街」フィナンシェ 戸田塩を使い、地域の特産品目指す

「駿河の東の金融街」を持つ中村多恵子副会長

「駿河の東の金融街」を持つ中村多恵子副会長

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 沼津でピーアール業を中心に活動する「ツナゲル」(沼津市下香貫)が3月11日、洋菓子「『駿河の東の金融街』フィナンシェ」の販売を始めた。

「駿河の東の金融街」

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 塩キャラメル味のフィナンシェの半面をホワイトチョコレートでコーティングした同商品。フィナンシェに使う塩は、戸田地区で作られた「アクア戸田塩」を採用した。

 戸田塩は1998(平成10)年、NPO法人「戸田塩の会」が販売を始めた塩で、地元女性12人が中心となり生産作業を手掛けている。戸田塩は「沼津さんさん大使」の江原啓之さんが「おはらいの塩に適している」とメディアで紹介したことでも知られる。

 同会副会長の中村多恵子さんは「アクア戸田塩は駿河湾の海底約400メートルに湧き出る海洋深層水をくみ取り、戸田にある製塩所で精製している。深海の水を使い13時間掛けて作るので、豊富なミネラル分とまろやかさが特長」と話す。

 「ツナゲル」商品開発担当の榎昭裕さんは「地元の風土に合った土産物や菓子を作りたいとの思いから、金融街という伊豆地域の特性を表現しつつ、女性受けのいい商品を作るため来場者にヒアリングを行った。コーヒーに合う菓子として日常使いだけでなく、郷土土産としてもお使いいただけたら」と話す。

 「伊豆や沼津など広い範囲を代表した土産や菓子が多くある中、ピンポイントで地域の人間に愛される、地元のストーリーに沿った商品を今後も開発をしていけたら」と意欲を見せる。

 価格は1個=250円。「NewStand」(沼津市大手町)、「戸田塩の会」で販売する。

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