「沼津市少年少女発明クラブ」が5月21日、2022年度の開校式と第1回講座を第五地区センター(沼津市五月町)で行った。
同クラブは子ども達に科学に対する興味や関心を追求できる環境を提供し、ものづくりの楽しさや考える力を育み、創造力豊かな人間形成を図ることを目的に2020年に開設。市内の小学4年生から6年生を対象に、年間10回の講座を行う。
本年度は28人が参加した。開校式の後、初回講座「虹色万華鏡を作ろう ~光と色の関係~」を行った。講師は、沼津工業高等専門学校前技術長の増田博代さんと同校元教授の佐藤憲史さんが務めた。偏光板2枚を使って色を出す実験や、ホログラムシートを使った虹色万華鏡作りに取り組んだ。
参加者たちは「光がいろいろな色からできていることを知って驚いた。虹色万華鏡は花火みたいで奇麗な虹色ですごいと思った」「光は波だということにびっくりした。万華鏡作りがワクワクして楽しかった」と笑顔を見せていた。
同クラブ事務局の長岡善章さんは「今年度も無事開校できてホッとしている。定員を上回る30人以上の応募があり、お断りしなければいけなかったのが残念。虹色万華鏡はシンプルな構造ながら、美しい光のパターンが見えて感動した。参加した子どもたちも、いろいろな光に向けて万華鏡をのぞいていて楽しそうだった。家に帰って、親御さんにこんなことやったんだよと話して、一緒に万華鏡をのぞいて楽しんでもらえたら」と話す。