トークイベント「NUMAZU100年 LIFE」が6月27日、「CAFE&BAR LIFE」(沼津市添地町)で行われた。
「沼津暮らしのスパイス」をテーマに、各回ゲストスピーカーを招く同企画。店主の神宮優子さんは「LIFEは飲食店だが、人と人や物が出会う場として、沼津暮らしのスパイスのような存在になりたいと思い企画した」と話す。
1回目のゲストスピーカーは、今年5月に東京から沼津に移住した岩崎あゆみさん。20~60代の10人が参加した。
埼玉県出身の岩崎さんは、大学卒業後、都内の広告代理店やレシピ投稿サイトなどの勤務を経て、現在は個人がインターネット上で体験などのサービスを販売する「MOSH(モッシュ)」(東京都)のカスタマーサクセスや広報を担当している。
岩崎さんは「あゆみ橋を渡った時の開放感や千本浜の穏やかな海など、自然の豊かさをダイナミックに感じられた。おいしい物もたくさんあり沼津に住もうと決めた」と移住のきっかけを話す。
会話中、1975(昭和50)年に全国に先駆けて始まった「沼津方式」と呼ばれる沼津市のごみ分別収集について「プラスチックごみの分別は人生初で最初は戸惑ったが、自分が普段どれだけプラごみを出しているか気付くことができた。海洋プラスチックごみの問題が近年深刻化しているが、ごみを分別することで初めて自分事になった。プラごみが出ないよう買い物時に気を付けるようになり、SDGsにもつながる『沼津方式』は沼津の『推し』ポイントだと思う」とも。