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三島の順天堂大の河川清掃サークル、今年も活動開始-活動通じ理解深める

ゴミ拾いを行う学生たち

ゴミ拾いを行う学生たち

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 三島にある順天堂大学保健看護学部(三島市大宮町)のサークル「大場川クリーンズ」が4月29日、今シーズンの活動を始めた。

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 同団体は大学内のサークルとして、大場川の不法投棄されたゴミの清掃活動を行う。部員は全員で約80人登録されており、今回は新入生を含む30人ほどが集まり活動を行った。

 活動のきっかけについて、同大講師である辻川比呂斗さんは「赴任したときに近くに川と滝が街の中にあり、とてもいい環境と思ったがゴミが多いことに気付いた。ここで川遊びができる環境になれば多くの人が楽しめるのでは、と考えたのがきっかけ」と話す。

 活動は4年目で、自主的な活動としてスタート。最初は担当教科の生徒たちとの活動だったが次第に参加者が増え、現在は新入生も積極的に参加するように。清掃作業はカヌーを使ったり、ウエットスーツを着たりするなど本格的なもの。辻川さんは「楽しみながらサバイバル活動を体験できるように行っている。楽しむ要素があってこそ多くの人が共感と参加ができる」と話す。

 今回は3班に分かれて2時間ほどの清掃に従事。ビニールゴミや不法投棄された自転車などを仲間たちと回収した。拾ったゴミはリヤカーで学内まで運び、分別し収集車で回収する。

 今回の活動に参加した新入生の板橋舞さんは「山梨から越してきて地元のボランティアの活動に興味があった。テレビや自転車などのゴミも多く見つかった」と振り返る。

 部長の岡崎瀬七さんは「定期的に活動を行ってきて参加してくれる人や理解してくれる人も増えた。今後はこの活動を周知することによって、ゴミを出さない環境づくりを告知していきたい」と話す。

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