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三島・楽寿園に売店「ブレーメン」 老舗店の「ゴム焼きそば」再現

「昔ながらの焼きそば」を手に持つ成川さん

「昔ながらの焼きそば」を手に持つ成川さん

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 三島市立公園「楽寿園」(三島市一番町)内に売店「ブレーメン」が7月5日、オープンした。

「昔ながらの焼きそば」

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 「昔ながらの焼きそば」(具無し500円・肉入り600円・肉卵700円)や、「ビーフカレー」「チキンライス」(以上600円)、「しょうゆラーメン」(700円)や「ソフトクリーム」「かき氷」「クラフトビール」「ジュース」などを販売する。

 「昔ながらの焼きそば」は、かつて三島広小路駅近くにあった焼きそば店「一福」の焼きそばを再現。地元民からは独特な歯ごたえから通称「ゴム焼きそば」と呼ばれ親しまれていたが、2013(平成25)年12月、惜しまれつつ閉店した。

 同商品の開発は、「ブレーメン」を運営する「RAI4(ライヨン)」(三島市広小路)と「おでん屋 ほんちゃん」(三島市広小路)、「JAH KITCHEN(ジャーキッチン)」(函南町間宮)が担当した。

 RAI4の成川尊裕社長は「学生時代によく食べた懐かしの味。当たり前のようにいつも食べていたが、店が無くなってしまいその味が恋しくなった。楽寿園に30代から50代のゴム焼きそばファンを呼び込みたいと、メンバーと共に一福の焼きそばを再現することにした」と話す。

 成川さんたちは一福のオーナーを探し連絡を取るところから始めたが、当時の製麺所が既に廃業していたため、他の製麺所に依頼。40回ほど試作し麺の食感を近づけていったという。ソースのレシピは一福のオーナーから指導を受けた。

 同店を訪れた30代の女性は「一福の焼きそばは量が多く安かったので、三島で働いているときによく買っていた。味が薄く、ソースをかけるよう店の奥さんに言われたのも懐かしい思い出。楽寿園の売店で一福の焼きそばを再現してくれることがうれしい」と話した。

 成川さんは「当時は『ゴムそば』と言うと一福の奥さんに怒られた。ほぼ完成に近い状態だが、一福のコアなファンに認めてもらえるよう、さらに食感を近づけていきたい」とも。

 営業時間は10時~16時。月曜定休。

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