アスレチックタワー「ドラゴンキャッスル」(三島市山中新田)が8月8日、オープンする。運営は「フジコー」(壱町田)。
「ドラゴンキャッスル」はハーネスを装着してアスレチックを体験する施設。ドイツ製の六角柱状タワーで、高さは18メートル、幅は32メートル。アクティビティーの数は、アスレチックコース=92、キッズコース=16で、高さ約10メートルのクライミングツリー2種類も備える。アクティビティーは、難易度ごとに青色、赤色、黒色の3段階で色分け。細い角材の上を走る自転車やクライミング、うんていなどを用意するほか、上層階には15センチ幅の鉄骨が3.6メートルせり出し、先端にある鈴を鳴らせる一本橋も設けた。「富士山の龍神さまに鈴を鳴らして祈るイメージで、方角にもこだわった」と同社開発事業部の岩井大さん。「ドイツ製のアスレチックタワーは国内5番目で、『万博ビースト』(大阪府吹田市)に次ぐ大きさ。クライミングツリーに使った木はドイツ・ブラウンエック山から樹齢60~80年の針葉樹・トウヒを調達した。自然に成長した枝をそのまま幹の半面に使っている」と話す。
宮沢赳浩専務は「2015(平成27)年にオープンさせた日本最長の歩行者専用つり橋『スカイウォーク』(笹原新田)が年間約140万人を迎える施設に成長したことを受け、新たに建設した。隣接する山中城跡は石を使わず土だけで作られた山城で、歴史的価値があり日本百名城にも選定されている。ドラゴンキャッスルは、山中城に言い伝えられる田尻池の龍伝説にちなみ命名した」と話す。
最上階の展望デッキではタワー外周を360度歩いて回ることができ、富士山や駿河湾、湾岸の町並み、田方平野、伊豆・箱根の山々などが一望できる。
利用者には安全講習を受けてもらい、落下防止の安全器具も装着してもらう。
営業時間は9時~17時。制限時間は60分。アスレチックコースの利用料金は、大人=4,000円、中学生以下=3,000円、キッズコース=2,000円、天空回廊=400円。