第20回 「奥駿河湾海浜祭」が8月7日、内浦漁協広場(沼津市内浦三津)で行われた。
内浦観光商工会が昭和50年代に花火を打ち上げ始め、同商工会がNPO法人「奥駿河燦燦(さんさん)会」となったのを機に2007(平成19)年から名称を「奥駿河湾海浜祭」とした同大会。
以前は、同エリアの送り盆の8月3日に合わせ毎年行っていたが、昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で見送られた。例年灯籠流しや盆踊り、ステージイベントなどを行っているが、今年は飲食ブースの出店と花火の打ち上げのみに縮小し、8月7日の開催とした。
主催する奥駿河燦燦会の瀬川義明理事長は「40代で始めた仲間も高齢化し、数年前から20回までは頑張ろうと続けてきた。燦燦会としては役目を果たせたと思い、今回が最後の開催」と話す。
瀬川さんは「地域の自治体から続けてほしいなどの声も届いている。若い世代にバトンタッチし、私たちが彼らに協力するなど、新しい形を模索していけたら」とも。