かき氷専門店「かき氷 えびな」(沼津市内浦三津)が8月7日、沼津市内浦産の「寿太郎みかん」を使ったかき氷「青みかん」の提供を始めた。
2017(平成29)年にオープンした同店。店舗面積は約20坪で、席数はカウンター=4席、テーブル=8席、小上がり=8席。店舗で扱うかき氷は、不純物を取り除き48時間以上かけて凍らせた純氷を使い、地元産のフルーツなどを使った手作りのシロップとムース状のエスプーマをのせる。メニューは季節ごとに変わり常時約10種類を提供する。
同店で販売開始したのは、付きすぎた果実を減らし、残った果実の肥大を促進するために8月に摘果作業が行われた摘果ミカンを使用した「青みかん」(900円)。シロップに沼津市内浦で採れた「寿太郎みかん」の摘果ミカンを使い、爽やかな酸味が特徴。
店主の喜多栄子さんは「毎年同じ農家さんに摘果ミカンを頼んでいる。例年8月の中旬から『青みかん』を提供しているが、今年は少し早く8月の前半からお出しすることができた。コロナ前はサイクリストが、さっぱりした味わいのこのかき氷をよく食べに来てくれていた」と話す。
喜多さんの長女で同店スタッフの畑山亜弥子さんは「この時期一番のおすすめなので1度は食べてほしい。秋になるとカボチャ、サツマイモ、イチジク、栗などのメニューも登場する。季節の味を楽しんでもらえたら」と話す。
営業期間は5月~10月。営業時間は11時30分~16時。無くなり次第終了。木曜・金曜定休。