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スポーツニュースサイト「ぬまスポ」が1周年 「オカンの目線」で市民スポーツ支える

「地元のスポーツをオカンの目線で応援したい」と話す杉浦さん

「地元のスポーツをオカンの目線で応援したい」と話す杉浦さん

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 沼津市内のスポーツ活動を中心に取材・配信を行っているニュースサイト「ぬまスポ」が8月で1周年を迎えた。

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 沼津のスポーツにまつわる話題を1日1本提供する同サイト。取り扱う話題は、市内に本拠地を置く「アスルクラロ沼津」(沼津市足高)や、小中高校で行われるスポーツ試合の結果のほか、スポーツで活躍する中高生にインタビューするコーナー「ミライダイヤモン(=ミラモン)」も展開する。

 子育て中の母親を対象にしたコワーキング・レンタルスペース「yadorigi(やどりぎ)」(沼津市本郷町)を運営する杉浦希未子さんを中心に5人の記者が活動している。

 杉浦さんは大阪府の出身で、高校時代・大学時代は陸上の短距離選手として活躍。大学院卒業後に新潟の企業に就職し、当時実業団チームのコーチだった男性と結婚。夫の転職に伴い、沼津に移住した。

 現在、3人の子どもを育てる杉浦さん。「自身が母親になり、沼津のアスリート環境を見渡すと、比較的高齢者の指導者が多く、指導者の情報交換や新陳代謝が少ないと感じたのがきっかけ。市民スポーツの世界の情報をオープンにすることによって、市民が興味を持ち、交流や意見交換を始める場を目的としてサイトを立ち上げた」と話す。

 8月25日現在で記事数は400を超える。杉浦さんは「中学生の試合を取材したり、選手を追いかけたりしていると、自身の子どもでなくてもスポーツに携わる全ての選手を応援している気分になる。地域全体での応援が地域のスポーツ発展へとつながる。その思いが毎日の更新につながっている」と話す。

 「取材対象者がスポーツを通して自己肯定感を増し、成長へとつながれば。スポーツを通じて得た経験を地域に循環させる仕組みを作り、地域の活性化につなげたい。これからもオカンの目線で沼津のスポーツ界を発信していきたい」と意気込む。

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