トークイベント「LINK NUMAZU(リンク ヌマヅ)VOL.19」が8月24日、沼津ラクーン(沼津市大手町)で行われた。
2017(平成29)年7月から始まった同イベント。沼津を拠点に活動する人をゲストに招いたトークライブと、参加者同士の交流会などを行う。
今回は、サッカーJ3アスルクラロ沼津の鈴木拳士郎選手、「バー LIFE」(沼津市添地町)店主の神宮優子さん、デザイン会社「サンディオス」(沼津市岡宮)で小学生向けの放課後スクールの運営とプログラミングスクール講師を務める鈴木歩美さん、コーヒー店「チャトラコーヒー」社長の古谷哲成さんが登壇した。
沼津出身の鈴木選手は、愛鷹サッカースポーツ少年団やアスルクラロ沼津U12などの少年時代のエピソードなどを紹介し、「自分を育ててくれた沼津でサッカーができることに感謝している。学生時代は地元にJリーグのクラブができるとは思っていなかった。プレーで地元に恩返ししたい。スタジアムにファンが見に来てくれるだけで選手の後押しになるので、試合を見にきてほしい」と話す。
神宮さんは「人と沼津をつなぎ、誰かの心に沼津愛が生まれるような活動をしていきたい。難病のALSで亡くなった母の分まで人の2倍、いろいろな人に会い、楽しい体験をしたい」と話す。
鈴木歩美さんは「子どもの多様性を尊重し、沼津を子どもたちの笑顔いっぱいの町にしたい。みんな違って当たり前。違いを認め合えれば自分らしくいられる」と話す。
「おじさんとネコとコーヒー」をテーマにした古谷さんは「ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ」や国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」の審査員を務めたエピソードや自身が飼っている茶トラ猫について紹介。「チャトラコーヒーでは、冷めてもおいしく、酸味の質が良いスペシャルティーコーヒーを取り扱っている。今年の秋に本オープンする予定で、パティシエが作るスイーツやコーヒー器具の展示・販売も行う」と話す。
ナビゲーターの杉浦希未子さんは「沼津には面白い人がたくさんいる。ジャンルや世代を問わず集まり、気軽につながる場がLINK NUMAZU。これからも定期開催し、参加者同士が交流することによって、新たなつながりや化学反応が起きたらうれしい」と話していた。