社会実験「OPEN NUMAZU 2022 ARCADE(アーケード)」が10月27日、沼津仲見世商店街(沼津市大手町)で始まった。
旧マルサン書店仲見世店には沼津市立図書館の除籍本が並び自由に持ち帰ることができる
同企画は、今年4月に沼津駅南口周辺で行った「OPEN NUMAZU 2022 STREET」に次ぐ第2弾。公共空間や資源を使い、人中心の町中を作り出そうという社会実験。
商店街の南北約250メートルの歩道に椅子やテーブル、観葉植物を配置し、約30店が日替わりで出店するほかワークショップも開く。
企画内では、今年5月に閉店したマルサン書店仲見世店を開放し、自由に持ち帰ることができる沼津市立図書館の除籍本約5000冊を並べる。
運営事務局の鈴木智博さんは「前回の社会実験では道路を1車線封鎖して行ったが、今回は商店街での実施。仲見世商店街の昔からの事業者と、新規の出店者が溶け込み、空間活用だけでなく地域の人との連携が生まれたら」と話す。
市内から訪れた30代女性は「市のホームページでこの取り組みを知った。旧マルサン書店にたくさんの本が並んでいてうれしい。1歳の息子のための絵本をもらって帰る予定。仲見世商店街が静かな雰囲気になってしまっていたので、盛り上がればいいなと期待している」と話した。
開催時間は9時~19時。11月15日まで。