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沼津のイタリアレストラン跡地にカフェ デザイナーから転身、故郷で第二の人生

マスターの加藤友二さん(中央)と妻の律子さん(右)とスタッフの三浦知子さん

マスターの加藤友二さん(中央)と妻の律子さん(右)とスタッフの三浦知子さん

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 カフェ「CAFE ノバラ」(沼津市吉田町)が10月21日、オープンした。

「250グラムハンバーグ」

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 店舗面積は約85平方メートル。席数はカウンター=3席、テーブル=16席。

 メニューは中いりの「マンデリン」(700円)、やや浅いりの「キリマンジャロ」(650円)などのスペシャリティコーヒーと、「黒毛和牛カレー」「250グラムハンバーグ」「ゴロゴロ挽肉(ひきにく)のトマトクリームパスタ」(以上1,400円)など。肉は全て牛山精肉店(三園町)の黒毛和牛と国産豚を使う。自家製デザートの「レアチーズケーキ(フィンガーライム添え)」(500円)や「サンマリノのパンナコッタ」(300円)なども用意する。「ベアード・ブルーイング」(伊豆市修善寺)のクラフトビールや、ワインインポーター「ヴィナイオータ」(茨城県つくば市)がセレクトしたワインを提供する。

 沼津出身のマスター、加藤友二さんはこれまで約40年間、東京や神奈川のデザイン制作会社でアートディレクターとして広告やパンフレット、CDジャケットなどの制作を行っていた。「2年前に沼津で暮らしていた母と兄が亡くなり、実家の整理で沼津と横浜の行き来をすることになった。兄がよく通っていた牛山精肉店の下山社長とつながりができ、閉店するイタリアレストラン『サンマリノ』の跡地で店をやってみないかと言われ、デザイン会社を退職しカフェを始めることにした」と話す。

 加藤さんはサンマリノの小野義信シェフの下で約5カ月間修業をした。サンマリノの人気メニュー「スパゲッティー カサリンガ」を「ゴロゴロ挽肉のトマトクリームパスタ」で再現。パンナコッタやサラダのドレッシングのレシピも受け継いだ。

 加藤さんは「人との出会いで導かれるようにカフェをオープンすることになった。クリエーティブを料理や経営に生かすことができ、来店客とのリアルな交流も楽しい。自分の家のようにくつろげる空間を提供していきたい」と話す。

 営業時間は11時~18時。水曜、木曜定休。

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