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沼津で英語読み聞かせイベント 商店街で多文化コミュニケーション

「バイリンガルマムズin沼津」のメンバーたち

「バイリンガルマムズin沼津」のメンバーたち

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 旧「マルサン書店 仲見世店」前(沼津市大手町)で11月9日、英語での絵本読み聞かせが行われた。主催は子育てサークル「バイリンガルマムズin沼津」。

読み聞かせの様子

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 同サークルに所属する、日本に住む外国籍の母親が英語で読み聞かせを行った同イベント。当日は外国籍の母親を含め約20人の親子が参加した。

 同サークルは2015(平成27)年、英語を話す母親と子どものための国籍不問のサークルとして沼津で発足。毎月第2水曜に、子育て支援センター「沼津っ子ふれあいセンター ぽっぽ」(沼津市大手町)で子育てや地域の情報交換、バイリンガル育児などについて英語でコミュニケーションする定例会を行っている。これまで米国や、オーストラリア、イギリス、中国、韓国、イタリア、タイ、ベトナム、ロシアなどさまざまな国籍の人が活動に参加しているという。

 同サークル代表の宮代博美さんは「いつもは『ぽっぽ』で定例会を行っているが、社会実験『OPENNUMAZU』が仲見世商店街で開催されているので、あまり商店街に行く機会のない外国籍の母親をこの場所に案内したいと思った。多言語での読み聞かせ会をオープンエアの空間でしてみたいという思いもあり、実行委員や図書館の尾和館長に相談をしたところ快諾してもらい、実現に至った」と話す。

 読み聞かせをしたトリニダード・トバゴ出身のスザンさんは「読書の喜びを他の人と共有できてうれしかった。仲見世商店街という新しい場所で話しを聞くのも楽しかった」と話す。

 宮代さんは「子どもたちは、秋風に吹かれながら、商店街での読み聞かせを楽しんでいた。多言語読み聞かせを商店街で行うことで、これまで『バイリンガルマムズin沼津』について知らない人たちにも、この活動を見てもらうことができていい機会だったと思う。今後もマルシェや図書館などで多言語の読み聞かせをしたい。沼津や静岡県東部に住む外国籍のママやバイリンガルの日本人ママが集まれる場である『バイリンガルマムズ』で、沼津に知り合いをたくさん作り、充実して暮らすきっかけになれば」と笑顔を見せる。

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