沼津商業高校(清水町徳倉)吹奏楽部が11月6日、2022(第28回)日本管楽合奏コンテスト全国大会で最優秀賞を受賞した。
同コンテストは、音楽文化の向上や、管打楽器・吹奏楽の充実、発展などを目的に、1995(平成7)年から毎年開かれている。同部は2000(平成12)年から出場し、全国大会に出場するのは今回で6度目。
出場したのは6人以上35人以下のB部門。9月に行われた予選の音源審査を通過し、上位11校が最優秀賞を受賞した。同部は樽屋雅徳作曲「November19」を演奏。演奏技術、音楽表現、感銘度の3項目を5段階で評価する予選では全てA評価の最優秀賞で全国大会に進んだ。
同部に所属する杉澤凛々愛さんは「全国大会で演奏でき、最優秀賞を頂けたことは私たち沼商吹奏楽部にとって誇り。レベルの高い音楽を作ろうとする仲間と、日に日に良くなっていく音楽、自身と向き合う部員の姿を見てきた。とてもうれしい」と話す。副部長の成橋美空さんは「本番までに部員一丸となって集中力高く練習した日々は、今でも鮮明に覚えている。今まで以上に沼商吹奏楽部が一つにまとまった瞬間だった」と振り返る。
部長の佐藤萌香さんは「1曲に集中して音楽を作り上げることは簡単なことではないが、夏のコンクール曲をもう一度できるという喜びを感じながら、仲間同士で支え合ってきた。その結果が、最優秀賞という結果につながったと思う。これまで支えてくれた周りの人に感謝したい」と笑顔を見せた。