プラザヴェルデ(沼津市千本松)で2月7日、映画上映会「ふじのくに映画フェア」が開催された。
同イベントは県内がロケ場所となった映画を中心に、各フィルムコミッション団体が展示や発表をするもの。イベント内では今月28日から全国公開される、ももいろクローバーZ主演の映画「幕が上がる」の完成披露試写会が開催された。
試写会前に開催された同映画の監督である本広克行さんと静岡県の川勝知事とのトークショーを開催。作品について本広監督は「自身の監督作品の中で1番かもしれない。普段は批判されることが多いが、今回はとても高い評価をもらっている。良い評価を受けすぎて、逆に気持ち悪い」と会場を沸かせた。
またロケ地を選んだ理由について本広監督は「原作では北関東の設定だったが、自然があり、海と青春が似合う場所として静岡が挙がった。ロケーションはもとより、食べ物に魅力を感じた。富士のつけナポリタンなどもロケ地に選んだ理由のひとつだ」とロケ理由を話した。
トークショー中、本広監督は「麺が好きで以前から注目していたが、自身でケータリングを頼むのでは実現度が低いため、メンバーのしおりん(玉井詩織さん)に言わせ、ケータリングを実現させた」と撮影中のエピソードを話す。
トークショー後、映画試写会が行われ、三島市から来た20代の女性は「とても面白かった。自分の知っている場所がわかったときは、とても嬉しかった。ロケ場所を探してみるという、別の楽しみ方もあり、また見たいと思う」と話す。
映画は2月28日から全国ロードショー予定。