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清水町の水族館でアミダコ「アミちゃん」 飼育記録更新 バレンタインプレゼントも

飼育スタッフの彩美さんとアミダコの「アミちゃん」

飼育スタッフの彩美さんとアミダコの「アミちゃん」

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 商業施設「サントムーン柿田川」(清水町伏見)内にある「幼魚水族館」のアミダコ「アミちゃん」が2月14日、飼育1カ月を経過し、飼育記録を更新している。

アミちゃんにはバレンタインデーに合わせハートの絵柄が入ったカマボコが与えられた

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 同館によると、アミダコは温暖な外洋を浮遊するタコの仲間で、胴体の腹面に網目状のひだがあり、生体の胴体部分はオスが約3センチ、メスは30センチほどになるという。太平洋やインド洋、大西洋などの暖かい地域に生息しているため日本での捕獲例や飼育例は非常に少ないという。

 「アミちゃん」の愛称で親しまれているメスのアミダコは、同館を運営する「ブルーコーナージャパン」(沼津市江浦)のスタッフが1月14日、江浦湾の岸壁でホヤの仲間の浮遊性の生物「オオサルパ」を捕獲した際、一緒に捕獲した。

 「海の手配師」との呼び名で知られ魚類に詳しい同社社長の石垣幸二さんは「岸壁幼魚採集家で同館館長の鈴木香里武さんや、高知市の桂浜水族館など、現在知られている日本でのアミダコ飼育記録は最長で1週間。若いメスのアミダコが捕獲できたのは奇跡的で、どういう動きをするかや光への反応など、これまで分からなかった生態が少しずつ分かってきている」と話す。

 「アミちゃん」飼育スタッフの布川彩美さんは「みんなで大切に育てている。幼魚水族館を盛り上げてくれるアミちゃんのおかげで来館者も増えた。元気な姿をこれからも見ていただけるよう、愛情を注いでいきたい」と笑顔を見せる。

 バレンタインデーのこの日、アミちゃんには「鈴廣」(神奈川県小田原市)の「はぁとかまぼこ」が与えられた。

 清水町から訪れた黒木花音さんは「珍しいアミダコが、私たちも食べるカマボコを食べる様子がかわいかった」と目を細めていた。

 営業時間は10時~18時。入場料は、大人=1,200円、中学・高校生=1,000円、小学生=600円、幼児=400円、3歳以下無料。

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