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沼津のご当地Vキャラ「西浦めめ」 市職員が地域活性目指し手がける

西浦めめを手がける千浜ちもさん

西浦めめを手がける千浜ちもさん

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 沼津市のご当地バーチャルキャラクター「西浦めめ」が3月19日、デビューした。

バーチャルキャラクターの西浦めめ(関連画像7枚)

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 「西浦めめ」は、駿河湾の深海に住む深海生物のメンダコ。深海中学校に通っているが、人間に変身する技を覚え、人間の姿でこっそり沼津の街に遊びに行くという設定で活動する。

 ピンク色の髪の毛はメンダコを模し、手前側の両サイドの髪の毛に見える部分はタコの触手で、伸ばすことができる。感情に合わせて頭部のひれが動く。衣装は「深海×みかん」がテーマのセーラー服を着ていて、同市で生産されているミカンをモチーフにしたポシェットやピンバッチ、髪飾りをつけている。好きな食べ物は沼津市特産の「寿太郎みかん」で、食べ過ぎて爪がオレンジ色になってしまったというエピソードを持つ。

 西浦めめのユーチューブ上での活動開始は3月24日。沼津市制100周年に当たる7月1日に向け、「ぬまづの宝100選」を紹介する「ぬまづの宝100選めめぐり!」を投稿していく。現在まで毎日、沼津御用邸記念公園やダルマ夕日、沼津アルプス、桜の花見スポットなどを紹介した。

 西浦めめを操るブイチューバーは沼津市職員の若手女性。本名を伏せ「千浜ちも」名義で活動する。千浜さんは幼少期から絵を描くのが得意で、小学6年生の頃から本格的に人物の絵を描き始めたという。大学時代には同人誌の出版も行った。昨年は、市職員の立場を離れたボランティア活動の一環として駿東伊豆消防本部の119番間違い通報防止啓発ポスターを手がけた。公務員は副業が禁止されているため無償で活動し、動画の収益化はしていない。

 千浜さんは「沼津市の100周年を多くの人に知ってもらうため、何かしなきゃと思った。7月1日に新しい『ぬまづの宝100選』が発表される前に、既存の100選を知ってもらい、より沼津の魅力に興味を持ってもらえたら」と話す。

 千浜さんの上司で沼津市の頼重秀一市長は「税の作品募集ポスターや駿東伊豆消防本部のポスターは市長としてもありがたく思っている。千浜さんが作り出すめめさんのさらなる活躍を願っている」と話す。

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