土肥にある旅館「あたら夜（よ）西伊豆」（伊豆市土肥）が4月3日、リニューアルオープン1カ月を迎えた。運営はARTH（東京都中央区）

あたら夜の客室

　同旅館は、2019年からARTHの前身に当たる会社が運営を引き継ぎ、営業してきた。

　リニューアルでは、客室数を40室から30室に減らし、1室当たりの面積を拡張。うち16室は個室露天風呂付きに改装した。最大4人が宿泊できる「カルテットルーム」も新たに設けたほか、館内にバーも開いた。

　リニューアルのコンセプトは同旅館の屋号「あたら夜」。コンセプトについて、同社執行役員の富田秀一さんは「あたら夜とは、明けるのが惜しい素晴らしい夜という意味。ゆっくりとした空間で過ごせる温浴施設や客室の設計のほか、上質な眠りを提供しようとベッドなどの寝具の選定にもこだわった」と話す。

　オープンから1カ月が経過した現在、週末の利用は満室状態だという。

　富田さんは「今後も地域の魅力に会わせた施設を展開して若者の雇用を生み続けていきたい」と話す。

　1泊1室当たりの料金は2人利用で61,600円（2食付き）～。