沼津市出身で裾野市を拠点に活動する書道家・伊藤翠香(本名=伊藤日登美)さんの個展「あわい」が10月31日~11月2日、チャトラコーヒー(沼津市大手町)で開催される。
2026年10月、長崎県庁で書道パフォーマンスを披露する伊藤翠香さん = 沼津・チャトラコーヒーで書道家・伊藤翠香さん個展 書とアート30点
伊藤さんは6歳で書道を始め、書道歴は40年。2011(平成23)年に書道教室「ひだまり書院」を開き、これまでに2500人以上の子どもたちを指導してきた。個展は今回で3回目。沼津で個展を開くのは初めて。
会場には、漢字やかな、創作書をはじめ、アルコールインクアートを取り入れた小作品やガラスを使った作品など約30点を展示する。机の上に置ける小作品から、半切や全紙2分の1サイズの作品まで、さまざまな大きさの作品を並べる。
今回のテーマは「あわい」。「あはひ」は古語で「あいだ」や「境界」を意味する言葉。伊藤さんは「線と余白」「黒と白」「伝統と新しい表現」など、2つのもののどちらか一方ではなく、その間にあるものを作品で表現する。
書道を伝統文化としてだけでなくアートとしても捉え、白と黒に加えて色を取り入れた作品など、異なる要素が調和する表現の作品も展示する。
会期中は伊藤さんが在廊し、毎日14時30分~14時45分にライブパフォーマンスを行う。このほか、複数の色から好きな色を選んで作品を作る「アルコールインクアート体験」(1,500円)、好きな色のインクを選びガラスペンで文字を書く「ガラスペン体験」(500円)も用意する。いずれも予約不要。
11月1日14時30分~15時30分には、修善寺和紙職人・舛田拓人さんを招き、トークイベントを行う。修善寺和紙の歴史や制作工程、特徴などを職人の視点から紹介し、質疑応答も行う。15時35分からは、修善寺和紙のはがきに伊藤さんが文字を書くライブ揮毫(きごう)を予定する。
舛田さんは「筆、墨、すずりと並び、紙は書に欠かせないものの一つ。お話会では、静岡県内の紙の中で最も古い歴史を持つ修善寺和紙について、職人の視点から歴史や制作工程、特徴を伝える。質疑応答も交え、書への関心や理解が深まる時間になれば」と話す。
伊藤さんは「世話になった沼津で初めて開く個展。感謝の気持ちを込めて、書道やアートの魅力を届けたい。会期中はライブパフォーマンスや和紙職人のお話会、体験も行うので、気軽に足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~17時(11月2日は8時~)。




