年間を通して軽装での勤務を職員に推奨する「ウェルビーイング・ビズ」が5月1日、三島市役所に導入された。
「クールビズ」「ウォームビズ」の取り組みを通年化することにより、冷暖房の使用を控えることで地球温暖化対策に貢献する同制度。三島市環境政策課の井上篤課長補佐によると「軽装になることで職員の作業効率の向上と、冷暖房による寒暖差ストレスを減らし、職員のウェルビーイング(心身共に満たされた状態)を目指す。ウェルビーイング・ビズは三島市が考えた造語だという。
導入について、井上課長補佐は「職員による政策や庁内の規定などへの要望の中に『ノーネクタイ・ノー上着の通年化』があり、温暖化対策等を主業務とする環境政策課が以前から検討していた施策でもあったので踏み切った」と話す。
5月9日の市役所庁舎にネクタイを着けている職員はなく、男性・女性とも長袖で職務を行う姿が目立った。20代の職員は「半袖で仕事をするにはまだ早いが、制度のおかげで一年中ノーネクタイでいいのは気軽で助かる」と話す。
井上課長補佐は「縛られない服装により職員が幸福になれば」と期待を寄せる。