ミカンの摘果(てきか)作業が6月5日、「オレンジパークファーム」(沼津市西浦久料)で始まった。
同作業で摘み取った未成熟の青ミカンを使った加工商品の開発にも力を入れている同園。
同園社長の宗(むね)篤さんは「妻の実家である農園でミカンの摘果作業を手伝った時に、廃棄されるミカンの存在を知り、何かに使えないかと考えた」と話す。現在、宗さんは酸味の強い青ミカンを使ってジュースやシロップエキスを製造している。青ミカンを使ったジュースはインターネットを通じ、首都圏を中心に販売。ファンもいるという。
宗さんは「摘果した青ミカンを生かした加工品の開発を通じ、今後も摘果ミカンの付加価値を上げていきたい」と意気込む。