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沼津の高校に地元企業が「ゲーム専用テーブル」提供 全国優勝目指す

eスポーツ競技を披露する生徒たちと、応援する伊藤社長

eスポーツ競技を披露する生徒たちと、応援する伊藤社長

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 伊藤工業(沼津市大諏訪)が6月9日、自社開発のゲーム専用フレームデスク「KAKINE(=カキネ)」を誠恵高校(沼北町)に提供した。同日、誠恵高校で貸与式が行われた。

ゲームの説明を受ける伊藤工業スタッフ(関連画像3枚)

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 KAKINEは、伊藤工業が2021年に開発したフレームデスク。フレーム内にコードなどの配線が入ることでデスク周辺が簡素になる仕組みが特徴。同商品は複数モニターを使用するプログラマーや建築士、ゲーマーを対象に開発された。

 この日は同社が4人がけ・フルサイズの2種を貸与した、誠恵高校は1950(昭和25)年創立。同校は部活動が活発で「バリスタ部」「キャンプ部(総合文化部)」などユニークな部活がある。中でも2022年に総合文化部から独立した「eスポーツ部」は、創部1年目に関わらず「APEX Legends(エーペックスレジェンズ)高校生大会」 の全国大会に出場する成績を収めた。

 同校の小野貴弘理事長は「部活動を通してさまざまなことを学ぶ機会が多く、生徒たちも成長している。今回、地域の協力を得られるのはとてもいいこと。生徒たちにとって地域の企業を知るいいきっかけにもなった」と話す。「伊藤工業」社長の伊藤博高さんは「このデスクで練習して、次回は全国大会優勝を目指してほしい」とエールを送る。

 デスク提供を受けた、eスポーツ部3年生の高槻耀太さんは「対戦型ゲームはキーボードやマウスを使ってプレーする。このデスクは配線が埋め込まれているため、自由に操作できる。この環境で練習して次回は日本一を目指したい」と意気込む。

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