インタビュー本「こどもっちをはぐくむ人」が8月5日、出版された。
子どもに関わる仕事に携わる「風の子造形教室」(沼津市山王台)主宰の池谷博子さん、小児科・内科「みらいえ こどもと家族のクリニック」(高島本町)院長の野口哲平さん、私設天文台「月夜のうさぎ天文台」(岡宮)の矢田匠さんなど8人のインタビューが収録されている。
発行元の「はぐくむまち ぬまづ研究所」(北今沢)代表の菊地悠子さんは「子どもと周りの大人が共に色々な価値観の中で育つために、子どもに関わる大人や地域に住む大人たちとのつながりが大切だと感じた。子どもと日々接している人へのインタビューを通して、子どもや大人たちの思いをより広く伝えたいと思い、出版することにした」と話す。
同団体副代表の下山田知沙さんは「インタビューをして文字起こしをする中で、なるべく手を加えず、その人の思いがきちんと伝わるようにした。子育てしている人はもちろん、子育て世代以外の人にも読んでほしい」と話す。
菊地さんは「下山田さんも私も移住者で、沼津で子育てをしている。地域の住人全員で子どもを育てるような環境が整っていけばうれしい。8人のインタビューを読んで、このような子どもとの付き合い方もあるんだ、と知るきっかけになれば」とも。
価格は1,700円。「NewStand+」(沼津市大手町)やオンラインで販売する。