イベント「伊豆のところてんの工場見学&ところてん突き体験」が8月8日、ところてんやこんにゃくを製造・販売する「栗原商店」(清水町伏見)で行われた。
静岡県東部地域局主催の「夏休み自由研究体験講座」の一環。県東部エリアの小学生と保護者に企業や団体の現場で職場体験してもらう。今年は48の企業・団体が取り組みに賛同し、小学生と保護者を受け入れた。
当日は、清水町と富士宮市、伊豆の国市から、小学生と保護者12人が参加した。ところてん工場では、ところてんの原料となるテングサを大窯で煮る様子や、固まったところてんを機械でカットする様子などの見学、商品発送、ところてん突き体験、試食などを行った。同社の栗原康浩社長は参加者に、原料のテングサは100%が伊豆産ということや、昔ながらの製法を守っていることなどを説明した。
参加者からは「製造から発送まで全て見られて試食までできてとても充実した講座だった」「ところてんを突くところが楽しかった。工場の中が暑かったけどいろいろ見ることができて楽しかった」などの感想が寄せられた。
栗原社長は「保護者も含め、参加者のほとんどが初めてところてん突きを体験した。これからも伊豆のテングサの魅力を発信し、伊豆の海女を守る活動をしていきたい」と話した。