ハロウィーンイベント「コスの日」が10月26日、誠恵高等学校(沼津市沼北町)で行われた。
同校初のイベント。この日は教師や生徒がハロウィーンの仮装をして通常の授業を行い、昼休みには生徒たちが菓子を配った。調理実習を行ったクラスではカボチャコロッケやカボチャプリンを作った。高校正門にはオブジェとして高さ約3.3メートルの大魔女のオブジェを中心に、ハロウィーンの装飾も行った。
同校の小野貴弘理事長は「ハロウィーンイベントは楽しい反面、近年は大勢の人が集まってトラブルや雑踏事故になる懸念もある。学校内で、場所と時間をわきまえてハロウィーンを楽しめたらと企画した。コスプレはジャパン・カルチャーの一つなので正面から向き合うことができたらと思った」と話す。
生徒100人は、学校に事前申請したコスチュームで通常授業を受けた。生徒たちはアラブの石油王やアニメ・映画の登場人物などになりきり、授業を受けた。当日は教職員の中にも映画「ハリーポッター」の出演者やサンタクロースをモチーフにコスプレする人が見受けられ、大魔女のオブジェでは生徒と教職員が交じりながら記念撮影を行っていた。
同校3年生の山浦麻維さんは「友人と一緒に行った『呪術廻戦』のコスプレで釘崎野薔薇(くぎざきのばら)に扮(ふん)した。衣装は少し暑かったが、楽しかった」と笑顔を見せた。