サラダについて学ぶイベント「はじまりのサラダ」が11月12日、ミシマクロス（三島市南本町）で行われた。

はじまりのサラダ（関連写真4枚）

　SNSでサラダのレシピや栄養学の発信を行うはじまりのサラダ社（神奈川県小田原市）と、出荷に適さない「はじかれ野菜」を活用して生産者のPRやイベントなどを行う「サルベジー」を運営するtane（三島市富田町）の共催。

　はじまりのサラダ社主宰の田代健斗さんによる栄養学講座の後、田代さんが考案する「800グラムの完全栄養のサラダ」とサルベジーの「はじかれ野菜のスープ」が提供された。

　ファンに「サラダ王子」の愛称で親しまれている田代さんは「今の常識では、サラダはあくまで副菜。今後は主役としても親しまれるよう、満足感の高いサラダの提案をしていきたい」、サルベジーの岡本雅世さんは「野菜の消費量が増えることは、自身の健康だけでなく廃棄野菜の減少にもつながる」と話す。

　会場は地元客を中心に約50人の参加者でにぎわい、食材を提供した生産者も訪れた。三島市在住の30代女性は「サラダの量に驚いたが、とてもおいしかった。満腹なのに苦しくなく、自宅でもまねしてみたい」と語った。