沼津で撮影が行われた映画「そして、優子2」の公開(2024年春)を前に11月12日、監督の佐藤竜憲さんから話を聞いた。
「子どもは親を選べない」という「親ガチャ」をテーマに、高校3年生の優子と暴力団組員の父親との絆を描く同作品。沼津での撮影は昨年、中心市街地や淡島、重須、西浦、旧静浦小学校などで行った。
撮影の舞台を沼津に選んだ理由について、佐藤監督は「偶然性が起こる地方での撮影が好き。ロケ地の候補として沼津を案内してもらった際、海と山、島があり、島に船で通学するという設定もいいと感じた」と話す。
タイトルの「2」については、「シリーズ物ではないが優子が成長する様子を表現した」という。
「沼津は何もなくてつまらないと感じている人にも、違う角度で地元を見てもらいたい。普段見慣れているであろう沼津の景色もとても美しく仕上がっている」と呼びかける。
12月1日には「シネマサンシャイン沼津」(沼津市大手町)が先行公開。同日と翌2日は監督や出演者が舞台あいさつを行う。