イベント「まちなかアート巡りツアー」が1月28日、沼津市内で行われた。主催はアートや文化に触れる日常を創出する「きてんきち」(沼津市大手町)。
イベントには幼稚園児から50代までの男女11人が参加した。主催者が製作したマップ「アートな視点でまちを歩こう」を手に「沼津庄司美術館」(下一丁田)や「NUMAZU DESIGN CENTER」(大手町)、「リバーブックス」(下本町)、上本通りからアーケード名店街にかけての彫刻ストリートファニチャーなど沼津駅南口周辺を約3時間かけて歩いて巡った。
きてんきち代表の菊地悠子さんは「沼津には作家や、街中にある作品、ギャラリーなどアートに関するものが点在しているが、面として把握できるものが欲しいと思い、マップを製作した。いつも暮らしている街をアートな視点で見て、街を捉え直すきっかけになればと企画した」と話す。
参加した市内在住の武藤弘さんは「東京から沼津に移住して音楽や美術などのアートに関わる人たちが、不思議と身近に感じられるようになった。アート初心者の私でも、街歩きという形式で参加しやすく、普段とは違う観点で街の魅力を発見できる楽しさがあった」と話す。
菊地さんは「今後は、マップにプロットしたスポットの人や参加者同士が、同じ街に暮らすアートに関心のある人たちとしてコミュニティーを形成していってほしい。その起点になれたら」とも。