干し芋の製造・販売を行う「三十三(みつみ)商店」(沼津市大手町)が現在、「干し芋アレンジレシピコンテスト」を行っている。
同社の干し芋製造事業は、社長の佐藤嘉彦さんの祖母である稲葉初世さんの代から70年以上続いている。佐藤社長は、高齢をきっかけに92歳で引退する初世さんから干し芋作りの技術や手法を受け継ぎ、「大学の同級生」(佐藤社長)という平尾悟さんと2人で中心となり現在干し芋作りを行っている。
佐藤社長はコンテスト開催のきっかけについて、「干し芋の文化を広げるために、ただ焼いて食べるだけでない新しい可能性を模索したい」と話す。
応募はハッシュタグ「干し芋レシピコンテスト」を付けて、完成品の写真とレシピをインスタグラムやエックスなどのSNSから投稿する。
優勝者には「100人分の量に当たる」(佐藤社長)という干し芋10キロを贈呈する。佐藤社長は「思いもつかないレピに出合ってみたい。コンテストをきっかけに干し芋の用途が増えたら」と期待を寄せる。
応募は3月15日23時59分まで受け付ける。