淡島で飼育中のラブカ、捕獲後2日で死ぬ-期間限定で体感展示も

ラプカに触る来場者

ラプカに触る来場者

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 あわしまマリンパーク(沼津市内浦重寺、TEL 055-941-3126)で捕獲され飼育されていた深海魚であるラブカが3月12日、死んだ。

  ラブカはカグラザメ目ラブカ科に属するサメの一種で、主に水深500~1000メートル付近に生息する深海魚の一種。サメのエラは5枚あるが、ラブカは6枚存在し、その原始的なサメの特徴が残されていることから「生きた化石」として呼ばれることもある。

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 同館は駿河湾沿岸に面しており、ラブカの捕獲は年に数回あるという。飼育課魚類担当の小西香代子さんは「駿河湾が深いために、海底に生息しているラブカが捕獲されることが多い。海底から引き上げるため、飼育の記録はわずか7日ほどと短く、その生態などに多くの謎が残っている」と話す。

 今回捕獲されたラブカはメスで、体長は約1.7メートル、体重は約15キロ。10日に捕獲され運ばれたラブカは傷も多く、瀕死(ひんし)の状況だったが、2日後の12日朝に死んだことが確認された。今後は冷凍保存され、研究のために利用される予定だが、現在は展示されており触れることも可能。

 同館支配人の伊藤裕さんは「当館は展示物などに触れることを特徴としている。腐敗が進む数日の間だが、めったに見ることのできない深海魚に触れてもらえれば」と展示の理由について話す。

 どう猛な顔が特徴的だが、体の質感は柔らかく、体を触れた感想について、沼津市から来た20代の男性は「サメの一部と聞いていたのでザラザラした食感と思ったが、ゼリーのようなぷよぷよした触感。ちょっと不思議な感じだった」と話す。裾野市在住の大渕一立風(いぶき)くん(3)は、ラブカを見たのは2度目で「怖くなかった。柔らかかった」と感想を話す。

 開館時間は9時30分~17時。展示は今月15日までを予定。