修善寺で「介護アロマ」ボランティア-地元女性らが集まり活動

マッサージを受ける利用者

マッサージを受ける利用者

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 修善寺にある介護老人保健施設「グリーンズ修善寺」(伊豆市小立野)で3月10日、介護アロママッサージが行われた。

 同活動は伊豆市を中心とした地元の女性アロマセラピスト7人が、音楽をかけながらアロマオイルで手足などのマッサージを行うもの。同施設では昨年9月から月に1度のペースで行われ、今回で5回目となる。

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 活動の発起人であり、自身もエステサロンを経営している新田はるみさんは「昨年、介護アロマセラピーの養成講座を受講した7人が、アロマや介護をもっと体験することと、実際の高齢者にも楽しみを知ってもらうために始めた。自分はアロマの経験はあるが、介護の経験はなく体を持ち上げるコツなど知らなかった。メンバーには介護職の経験者やエステなどの経験者などもいて、とても勉強になる」と話す。

 この日は施設内にいる女性を中心とした20人ほどの利用者を対象に、親しみやすいよう童謡を中心とした音楽をかけながら、部屋にラベンダーなど落ち着くアロマで香りを満たした。その後、利用者1人ずつにヒアリングをしながら、手や足など体の部位をオイルでマッサージ。それぞれ10分程度の施術を行い、約1時間の活動を行った。

 サービスを受けた利用者の一人、根本わきさん(94)は「毎月来てくれることを楽しみにしている。(エステを受けて)いつもいい香りでとても落ち着く。月に1度でなく何度でも体験したい」と笑顔で話す。

 施設の職員で活動メンバーの鳥沢美代子さんは「普段は深夜に起きてしまう利用者も、このマッサージを受けた時は落ち着いてぐっすり眠る事例などもあり、緩和ケアや予防治療の側面もある。しかしながら介護の現場での認知度は低く、今後は活動を通してより多くの人たちに介護アロマの存在を知ってもらえれば」と話す。

 今後について新田さんは「毎年4月をめどに資格取得のセミナーを開催し、より知ってもらう活動を行っている。アロマの世界だけでなく、医療の現場での両方の知識や知恵が重なっていけば」と話す。

 セミナーや今後の活動についてはフェイスブックページで確認できる。

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